頑張っているのに、報われない気がする瞬間
保育士として働いている中で、
こんな気持ちになったこと
はありませんか?
- 「もっと頑張っている人が
報われてほしい」 - 「評価されるのは、
声が大きくて目立つ人ばかり」 - 「営業職みたいに成果が
数字になればいいのに」
誰かと比べているわけ
ではなくても、
保育士は“見えない努力”が
多すぎるからこそ、
自分の頑張りを実感しにくく、
モヤモヤすることが
あるのだと思います。
保育士の仕事は「がんばり」が見えにくい
前日から準備した
製作の素材、
ケンカした
子どもたちの気持ち
を丁寧にほどく時間、
保護者との面談に向けた
言葉選びや資料作り…。
どれも数字や成果として
表れにくいものばかりです。

けれど、確実に
「誰かのために費やした
大切な時間」
であることに
変わりはありません。
営業職のように
「成績=給料アップ」といった
仕組みがあるわけ
ではないため、
努力が見えにくいのは
仕方ないこと。
だからこそ!!
「報われない」と感じてしまい
やすいのです。
報われないと感じる3つの理由
- 成果がすぐに見えないから
昨日の努力が今日すぐ形に
なるわけではありません。 - 「当たり前」とされてしまうから
怪我なく楽しく過ごすこと
「それが仕事だから」と
受け止められがちです。 - 評価制度が曖昧だから
保育士同士の主観での
評価が多く、
客観的な基準が
ほとんどないのが現実です。
報われたい気持ちとの向き合い方
✏️ 自分の努力を自分で認める
「〇〇ちゃんが自分から手を洗えた」
「制作を最後まで取り組めた」
——こうした変化は、
きっとあなたの関わりが
あったからこそ。
✏️ 同僚と声をかけ合う
「今日もお疲れ様」の一言が、
自分の気持ちを軽くしてくれます。

✏️ 嬉しかったことを言葉にする
「こんなことがあったよ」と
仲間や自分に伝えることで、
気持ちの循環が生まれます。
体験談|長所を伝え合う
ある日、園長先生が職員全員に
「あなたの長所」を書いた紙を
渡してくれたことがありました。

それがとても嬉しくて、
私は今でも大切に持っています。
さらに、同僚とお互いに長所を
手紙で伝え合ったこともありました。
その人から届いた手紙は、
私の心を強く支えてくれています。
自分では気づけない長所を
誰かに言葉に
してもらえるのは、
とても大きな励み
になります。
勇気が入りますが
一度職場でやってみるのは
本当におすすめします!
今日からできること
報われない気持ちに
押しつぶされそうなときは、
まず「小さな頑張りを言葉にすること」
から始めてみてください。
- 子どもが安心して笑えた
- 苦手な活動に挑戦できた
- 準備した教材が子どもたちに喜ばれた
そして可能なら、
同僚や仲間に
「あなたのここが素敵だった」と
伝えてみてください。
その言葉は、
必ず相手の力になります。
まとめ|見えなくても確かな価値がある
頑張っても報われない
と感じるのは、
あなたが子どもたちのことを
本気で考えている証拠です。
数字で判断されないからこそ、
自分の心の持ちようが大切。
子どもが夢中になって
遊んでいる姿に、
先生自身もワクワクできる。
まるで少年・少女のような
気持ちを味わえる仕事です。
確かに「数字で評価されない」
のは悔しいこともあります。
でも、数字にとらわれすぎる
仕事だって苦しいはず。
だからこそ私たちは
数字じゃ測れない喜びを
感じられる特別な仕事
をしているのです。
どうか、自分の頑張りを
なかったことにしないでください。
そして、あなたの周りで
一緒に踏ん張っている
仲間の頑張りも
見逃さないでください。
その積み重ねが、
子どもたちの未来に
つながっていくのだから。
「頑張る保育士がちゃん
と報われる社会」を、
一緒に創っていきましょう。
