保育士歴8年目の
はーちゃん先生です。
保育園は人との関わりが
中心の仕事です。
子ども、保護者、
そして同僚。
なかでも「同僚との距離感」
について、
見えないストレスを
感じている先生は
少なくないのでは
ないでしょうか。

今回は、同僚との人間関係に
疲れやすい方に向けて、
「境界線の引き方」や
「自分を守る距離感の取り方」
について、
私自身の考えを
ひとつご紹介します。
「仲良くしなきゃ」がプレッシャーになることもある
特に新人や若手の先生ほど、
こうした経験があるかもしれません。
- 同期と仲がいいから、
休日も一緒に出かける - クラス担任が同じだから、
帰りにご飯に行く - 「今度○○しようよ」
と誘われて、
なんとなく断れず付き合う
最初は楽しくても、
気づけばプライベートまで
保育や職場の話ばかり…。
どこで気持ちを切り替えたら
いいのか分からなくなる、
という声をよく聞きます。
私も新人の頃、
何度かそんな状況に
陥ったことがあります。
境界線が曖昧だと、知らないうちに疲弊する
「職場の私」と「普段の私」を
分けられていますか?
仕事が終わっても同じ話題、
同じ人間関係の中にいると、
脳も心も“休めない状態”が
続いてしまいます。

例えば…
- 食事の場でふと出た一言が、
翌日の職場で話題になる - SNSの投稿が
「〇〇先生が見てるよ」と噂になる - プライベートの会話が、
知らないうちに他の人に広がっている
こうした小さな違和感が
積み重なると、
本来、集中すべき保育に
影を落とすこともあります。
距離をとることは「冷たい」ではなく「自分を守る」行動
仲良くすることと、
依存することは違います。
信頼関係を築けるのは
素敵なことですが、
義務感や断りにくさで続く関係なら、
一度距離を見直すことも大切です。
私が取り入れている
“自分ルール”の一例👇
- 仕事以外で会うのは
「3ヶ月に1回」まで - 誘われても「今日は用事があって」
と短時間で切り上げる - 家族や恋愛、金銭面など深い
プライベートは話さない
「冷たいかな?」と不安に
なるかもしれませんが、
これは相手を拒絶するのではなく、
自分を守る行動です。
私自身の経験:距離を変えて楽になったこと
数年前、同じ学年を担当していた先生
と週末も遊ぶ関係になり、
最初は楽しかったのですが、
次第に気持ちが複雑になりました。
「今の発言、傷つけてないかな」
「どう思われているんだろう」
と必要以上に相手の感情を
気にしてしまい、
心が休まらなく
なったのです。
その結果、プライベートの話が
職場に持ち込まれ、
関係にも影響が
出てしまいました。
そこから
同僚とはあくまで
“職場での関係”にとどめること
の大切さに気づきました。

今では、必要以上に近づかず、
でも丁寧に関わる。
そんな「ほどよい距離感」
を意識することで、
安心して仕事に
集中できています。
まとめ:一番大事にするのは「自分の心」と「大切な人」
同僚と仲良くすること
自体は悪いことではありません。
でも、無理して合わせたり、
関係を続けようとすると、
自分が疲弊してしまいます。
だからこそ、意識したいのはこの3つ👇
- 断る勇気を持つこと
- 距離をとってもいいと
自分に許すこと - 必要以上に“仲良くしなきゃ”と
思わないこと
そして何より――
一番大切にしたいのは、
あなたの「心」と「家族」など
本当に守りたいもの。

そこを優先できるように、
同僚との距離感を調整
していくことが、
長く安心して働き続けるための
土台になると感じています。
「人間関係がしんどいな」と思う方こそ、
一度立ち止まって、
自分にとって心地よい
距離感を考えてみてくださいね。
