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新人保育士が陥りがち?毎年同じの罠

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活動は“今の子ども”を
見てから決めても遅くない

保育士歴8年目の
はーちゃん先生です。


目次

“例年通り”は落とし穴になるのか

新年度が始まって
少し経つと、


「こんな活動を取り入れてみたい」
「季節の行事に合わせて、
 これをやってみたい」


とアイデアがどんどん
浮かんできます。

特に新人の頃は
「保育内容を充実させたい」
という想いが強く、

活動を詰め込みがち。
でも立ち止まって
考えたいのは、

「この活動は、
今の子どもたちにとって
本当に必要?」

「去年もこの時期にやったから」
という基準は要注意。


去年のやり方が、
今年もそのまま通用するとは
限らない
のです。


実際に起きやすい失敗

例として
運動会のダンス。


「去年も4歳がやったから」
と取り入れても、
現場ではこんなことが。

  • 子どもたちが恥ずかしがって
    踊らない

  • それにつられて
    踊れていた子もやめてしまう

  • 保護者に見られると
    さらに固まってしまう

結果として、
先生も子どもも負担を感じるだけ。

私自身も4歳児担任のとき、
必死で踊っても子どもは動かず、

「なんでーー!」と
焦った経験があります。


後から先輩に、
「今できないなら、
無理に合わせなくてもいい」


と言ってもらい、
やっと肩の力が抜けました。


子どもに合う活動を見極めるコツ

1. “例年通り”を基準にしない

  • 年度ごとに子どもの
    発達や雰囲気は違う

  • 去年はベテランの先生が
    進めていたからできた、
    という場合もある

  • 先生が変われば同じ競技でも
    難易度は変わる
    と心得る

2. 違和感を言葉にして共有する

  • 「恥ずかしがり屋が多い」
  • 「友達の姿がやっと見えてきた」
  • 「夏以降なら無理が少ない」

こうした声が出たら
“見送るサイン”。

3. 一つの活動にとらわれない

ダンスにこだわる
必要はありません。
もし苦手が多いなら、

  • サーキット(体を動かす楽しさ)
  • 玉入れ(成功体験を得やすい)
  • かけっこ(シンプルに走る喜び)

    など、いろいろ試す柔軟さ
    が必要です。

4. 「見送る=悪いこと」ではない

合っていない活動を
無理に実施しない判断は、


むしろ保育の質を
高める選択です。


今日からできる小さな実践

  • 活動を決める前に
    「やりたい? or 今やるべき?」
    と自問する


  • 苦手が多ければ
    「別の活動を試す」
    選択肢を持つ


  • 「去年できたのはベテランが進め
     たからかも?」と視点を持つ

まとめ

「例年通り」や
「去年もこうだったから」


という発想に縛られすぎる
のも危険ですが、


逆に「新しいことをしなければ!」
と時間をかけすぎるのも禁物です。

まずは先輩や去年の実践を
ベースに真似してみる


その上で、自分なりの工夫を
少しずつ足していく


この積み重ねが、
引き出しを増やし、

自分らしい保育を育てていく
きっかけになります。

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