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注意が通じないのはなぜ?叱っても子どもに届かない本当の理由
「お部屋では走らないよ」と
注意しても「別に転ばないし」
と返される…。
そんなやりとりにイラッとしたり、
「どう返せばいいんだろう」と

戸惑った経験は
ありませんか?
子どもは
“言われたから守る”よりも
“納得して守る”ことを
大事にしています。
だからこそ、
ただ禁止するだけの声かけでは
届かないのです。
“禁止”ではなく“次につなげる”!先生が伝えるべきこと
子どもを「言うことをきかせる」
ことが目的ではなく、
どう育てたいかが大切。
私が意識しているのは次の5つです。
- 保育者の気持ちを
伝えること - 周囲の子どもの力を
借りること - ルールを視覚化すること
- 禁止で終わらず
“次につなげる声かけ”を
すること - 先生自身も約束を守り、
子どもと“対等な関係”を
持つこと
悲しいも嬉しいも全部出す|育てる先生の声かけ5つの工夫
🔹 保育者の気持ちを伝える
「先生は悲しい」
「ケガをしたら辛い」と
感情をのせて伝える。
🔹 周囲の子どもの力を借りる
独り言のように投げかけると、
友だちが自然に声をかけてくれる。
🔹 ルールを視覚化する
ポスターや絵本で「歩く」
「守る」イメージを見える形にする。
🔹 禁止で終わらず
“次につなげる声かけ”をする
「走っちゃダメ」ではなく
「ここは歩こうね」へ。
「机は乗らない」ではなく
「机はおもちゃ置きにしよう!」へ。
🔹 先生も約束を守る
=対等な関係を築く
「先生も一緒に守る」
「一緒に考える」
人と人の関係を基本に。

ただし危険なことは
止める=大人と子どもの
関係も必要。
この両方を使い分ける。
明日からできる!叱る先生じゃなく“育てる先生”になる方法
もし明日から
「注意しても通じない…」と悩んだら、
この5つを意識してみてください。
「別に転ばないし」と
返す子どもは、
実は“考える力が
育ってきている証拠”。
叱るのではなく
“育てる”意識で関わることで、
必ず子どもに
届いていきます。
👉 優しい先生でいたい──
その気持ちは素敵です。
でも優しいだけでは
クラス運営はできません。
悲しいも嬉しいもさらけ出す
+先生も約束を守る。

このメリハリと誠実さこそが、
信頼される「育てる先生」
への第一歩です。
