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園では“いい子”、家では“わがまま”?そのギャップの正体とは

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保育園ではいい子」なのに、家では困るのはなぜ?

「家では全然言うこと
を聞かないんです」


「保育園でもわがままなん
じゃないかって心配で…」

そんな保護者の声に対して、
保育士がよく伝える言葉
があります。


「いえ、保育園ではとても
落ち着いて過ごしていますよ」


「ご飯もよく食べていますし、
お友達とも仲良く遊んでいます」

でも、そう言われると、


「本当かな?」
「園では無理しているん
 じゃないの?」


と心配になる方もいるの
ではないでしょうか。

実はそれは“本当”であり、
“無理している”とも
少し違うのです。


子どもたちはすでに、
想像以上に社会性を
発揮して園生活を送っています。


子どもはすでに“外の顔”を持っている

登園した瞬間、
子どもの表情や行動が
切り替わることがあります。


2歳でも3歳でも同じで、
クラスに入り保育者の


前に立つと自然と“外の顔”が
始まります。

  • 家では野菜を食べない子が、
    給食では普通に食べていたり


  • 「自分のことをやらないんです」
    と聞いていた子が、靴を揃えたり

これは、子どもたちが
保育園のルールや空気”を
感じ取り、

自然に社会性を
働かせているからこそ
見せる姿です。


大人と同じように、
子どもたちも**「外の顔」**を
持っているのです。


家庭での“甘え”は頑張った証として受け止めよう

保育園で社会性を
発揮している子どもは、

帰宅すると「安心できる場所」
で気をゆるめます。

  • 突然泣き出す
  • なんでも「イヤ!」
  • ご飯を食べない

こうした行動は、
わがままではなく

「がんばった疲れ」
の表れです。


大人だって、仕事の後に
ソファでゴロゴロしたくなりますよね。


それと同じことが
子どもに起きているだけなのです。

だからこそ、
家庭ではこんな言葉を
かけてみてください。

  • 「保育園で頑張ってるんだね」

  • 「お家ではいっぱい甘えていいよ」

その一言が、
子どもに安心を与え、

また外で頑張る力
につながります。


今日からできる!安心を伝える3つの行動

✅ 家でのわがままを
 「成長の証」と捉える


✅ 「甘えていいよ」と
  受け止める言葉をかける


✅ 保育園での頑張りを想像し、
  まずは労う

そして大切なのは、
子どもだけでなく大人も
同じだということ。


外では気を張って頑張り、
家ではホッと力を抜く――。


それと同じように、
子どもにだって

“外向きの顔”と“内向きの顔”
あるのです。


だからこそ家庭での
甘えは自然で、
安心の証なのです。


家庭での“甘え”は社会性の裏返し

社会性とは
「誰かの前で頑張ろうとする姿勢」。


子どもたちはすでに
その力を発揮し、

園での生活をしっかりと
送っています。

だからこそ、
家庭での“イヤイヤ”や
“わがまま”
は安心できる
からこそ出せる姿。


それは「頑張った証」であり、
エネルギーをため直すための
大切な時間です。

そして実は大人も同じ。
外では気を張り、
内では力を抜く――

その切り替えがあるから
こそ次の日も頑張れるのです。

子どもにとっても
園と家庭の違いは、

“二面性”ではなく“順応性”。
家庭で甘えられる
環境があることが、

子どもの健やかな
成長の支えになります。

保護者の方に保育者が
伝えたいのはひとつ。

「お子さんは、
 ちゃんと社会性、
 育っていますよ」


安心して、家庭では思いっきり
甘えさせてあげてください。

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