目次
関係づくりが大事なのか?
「子どもとの信頼関係って
どうやってつくるの?」
「仲良くなれて
いない気がする…」
新人や若手の
保育士さんから、
よくそんな声を
聞きます。
保育では、
まず子どもが
「この先生は安心できる」と
思えることが大前提。
遊びも生活も信頼関係の
上に成り立っています。
逆に、
「先生は自分のこと
を見てくれていない」
と感じると、
子どもは距離を
取ろうとします。
だからこそ、
保育の第一歩は
子どもとの関係づくり=一緒に遊ぶこと
なのです。

関係づくりの柱
子どもにとって
安心できる先生とは、
次の3つを感じさせて
くれる人です。
- 「自分をわかってくれる」
と感じられること - 「一緒にいると楽しい」
と思えること - 「自分を認めてもらえている」
と実感できること
これを実現する
一番の近道が
「一緒に遊ぶこと」
です。
ただ“つったって見守る”
だけでは
届かない関係があります。
一緒に遊ぶ5つのコツ
保育の現場で
すぐにできる、
遊びを通した関わりのコツを
紹介します。
① 名前を呼んで遊びに入る
「○○ちゃん、
ここにブロック置いてみよう!」
と自然に声を
かけることで、
見てもらえている
安心感が生まれます。
② 「できた!」を一緒に喜ぶ
高く積めた、
鬼ごっこで逃げ切れた…
小さな成功を本気で
喜びましょう。
先生が一緒に笑うこと
で自己肯定感が育ちます。

③ 遊びを習慣にする
「登園したらハイタッチ」
「帰りは先生とジャンケン」など、
遊びをルーティンにすると
子どもは先生との時間を
楽しみにします。
④ 遊びを通して行動の背景を知る
「立ち歩く」が多い子は、
実はもっと
体を動かしたいのかも。
遊びながら
子どもの気持ちを
満たすと
落ち着きが変わります。
⑤ 先生自身が楽しむ姿を見せる
「先生もやりたい!」と
本気で混ざって遊ぶと、

子どもは一気に心を開きます。
先生の笑顔は
最強の安心材料です。
今すぐ|今日からできる一歩
- 朝のあいさつ
+遊びのきっかけ
「おはよう!
今日は何して遊ぶ?」
から一日をスタート。 - 遊びながら名前
+ほめ言葉
「○○くん、
トンネル作るの上手だね!」
と遊びの中で承認する。 - 5分でも一緒に
遊ぶ時間を持つ
短くても構いません。
砂場でケーキを作る、
ままごとで料理をする、
その5分が信頼を
大きく育てます。
おわりに
保育士にとって
「子どもを見守る」
ことは大事です。
でも――
“つったって見ている”だけでは
関係は深まりません。
子どもと一緒に遊ぶ。
それだけで、
距離はぐっと縮まります。
「この子ともっと
仲良くなりたい」
「一緒に楽しみたい」
その気持ちを遊びで
形にしてみましょう。
信頼関係は遊びの中
から必ず育ちます!
