関係づくりがすべての土台
保育士にとって、
まず大切なのは
子どもたちとの
関係づくりです.
出会ってすぐに
「この先生、怖い」と
思われるのは本来の姿
ではありません。
クラス全体でも同じで、
最初は慣れるのに精一杯。
子どもたちが
安心して
「先生に頼れる」と
感じられることが
土台になります。
ただし、
生活に慣れてきた
頃からは、
子どもの気持ちが
不安定になったり、
行動が荒れたりする
ことも増えてきます。
そんな時こそ、
保育士の関わり方が
試される瞬間です。
今日は、
そんな場面で使える
「やさしさと甘さを
分ける3つの方法」
をお伝えします。
優しいだけでは守れない
保育士1年目の私は
「優しい先生」に
憧れていました。
子どもたちから好かれる
存在になりたい、
自分もそうなりたいと
思っていたのです。
でも実際は、叱ることを
避けてばかりで、
子どもたちが
部屋中を走り回ったり
おもちゃがいたるところ
散らかったり、、
「保育士向いてないんじゃない??」と
本気で思い、
たくさん辛い経験を
してきました。
そんなとき
思い出したのが、
2年目の横のクラスだった
担任・Y先生です。
普段は子どもに全力で
寄り添い、
遊びも一緒に
楽しんでいる。
けれど、いけないことを
したときは鬼のように怖く、
空気が一変しました。
みなさんが思っている
3倍は怖かったです。

それでも子どもたちに
嫌われることはなく、
むしろ全員から
信頼されていました。
そこから学んだのは——
**「叱っても信頼は崩れない」**
ということでした。

やさしさと甘さの紙一重
やさしさと甘さは
紙一重です。
「可愛いな」と思う気持ちは
自然で大切ですが、
甘さに流されてしまうと
必要な指導をためらい、
子どもの成長の機会を
奪ってしまいます。
だから保育士として
本当に意識すべきことは、
- 遊ぶときは全力で向き合う
- 叱るときは子どもに伝わる
言葉を選ぶ - 叱った後は「大好き」を伝える
この3つです。
今日からできる3つの工夫
- 気持ちを整理してから
注意する
感情的になっていないか、
一呼吸おいて確認する。 - 理由を子どもに伝える
「ダメ!」だけでなく、
「なぜそうしてほしいのか」を添える。
「走ったらダメだよ」ではなく
「走ったら友だちとぶつかるから
やめようね」 - 毎日『大好き』を伝える
「先生はあなたたちが
大好きだから、
伝えているんだよ」
と子どもに言葉で届ける。
→これ本当に大事

線引きを意識する勇気を
「やさしさ」は子どもを
守る力になりますが、
「甘さ」は成長のチャンスを
奪います。
だからこそ、
日々の保育で
線引きを意識
することが大切。
実際の体験ですが、
優しすぎるとクラス崩壊
している所を見ています。
可愛いと思う気持ちを
大切にしながらも、
子どもの未来を見据えた
関わりをしていきましょう。
